副腎疲労症候群とはどんな病気か
副腎疲労症候群とは、副腎*が疲弊してその機能が低下し、結果として、ホルモンのバランスが乱れる疾患です。ホルモンのバランスが乱れると、疲労感や無気力、不眠をはじめ、様々な症状が現れてきます。
* 副腎:腎臓の上に左右1対、帽子のように載っている、3cm程の内分泌器官です。コルチゾール、アルドステロン、性ホルモン、アドレナリン、ノルアドレナリンなど、多くの種類のホルモンを産生・分泌しており、生命の維持に不可欠な臓器です。
副腎疲労症候群の原因
人間はストレスがかかると、これに対抗して脳の下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが出ます。
副腎はその刺激を受けて、コルチゾールを分泌します。コルチゾールは、交感神経を刺激して体の緊張状態を保ち、脈拍や血圧を上昇させて運動機能を増幅します。これによってストレスを受けた脳をはじめとする全身の調子、バランスが整えられるのです。コルチゾールが「抗ストレスホルモン」とも言われるゆえんです。
しかし、ストレスを続けざまに受けていると、副腎もそれに対抗して働き続けるので、やがては“疲弊”をきたしてしまいます。するとコルチゾールの産生も追いつかなくなり、ホルモンのバランスが乱れ、様々な症状が現れてくるのです。
副腎疲労症候群の主な症状
副腎疲労症候群の主な症状には、下記のようなものが知られています。いくつも当てはまるようなら、副腎疲労症候群が疑われますので、この疾患に詳しい医療機関への受診をお勧めいたします。
ラファエルクリニックでの副腎疲労症候群の治療について
当クリニックでは、最初に問診や検査を通じて、副腎疲労症候群かどうかについての正確な診断をいたします。
そして、副腎疲労症候群であることが確認できたら治療に入りますが、当クリニックでは、できるだけ薬物に頼らない治療(ストレスに対処する支援、食の改善*をはじめとする生活指導など)を心がけております。
副腎疲労症候群は、上記のように、長期にわたるストレスが重なってもたらされます。
ですので、その治療についても時間をかけて、じっくりと行っていきます。
これまで受診された患者様のほとんどが、治療を続けるうちにつらい症状からの回復を自覚され、引き続き当クリニックに通院しておられます。
副腎疲労症候群が気になったら、まずはとにかくご相談ください。
※ 副腎疲労症候群の診療はすべて自費診療(保険適応外)となります。
ご予約は診療時間内にお電話(tel:03-6254-5335)にてお願い致します。
また、診療に関する詳細やご不明な点についてもクリニック(tel:03-6254-5335)までお電話にて、
お気軽にお問い合わせください。
患者様の声
2010年の秋口位だったと思います。結婚したばかりの私は当時30歳でした。
仕事も生活もバリバリやっていこうと息巻いていた、人間としてとても若い時期でした。
何でもやってやろうと思っており、禁煙にチャレンジしました。
数年前、職場と家庭内のことで一度にストレスを多く抱えるようになりました。
気力で頑張って来ましたが、一年程前から朝起きるのがとても辛くなり、仕事に遅刻しがちになりました。
受診する数年前から頭がぼーっとして回らなくなり、目もかすみ、朝めまいがして起きられず、数日会社を休むという状況がたびたびあって困っていました。 加齢によるものなのか、鬱なのか…
なんだか違う気がして悩んだ末、知人だったラファエルクリニック院長先生に相談しました。
10年以上前から体調の悪さに悩み続けて来ました。
その間受診した病院は数え切れないくらいあります。
でも、どこへ行っても原因が分からず、「精神的なもの」「疲れ」「歳のせい」「更年期」などと言われ、休む様にアドバイスされるだけで治療には繋がりませんでした。
20代からずっとPMSがひどく、一ヶ月のうち10日以上、頭痛や吐き気、お腹の痛み、イライラ、怠さなどの著しい不調に悩まされ会社を休むこともしばしばでした。
一年以上漢方薬を飲んでみたり、婦人科に相談してみたこともありましたが良くなることはなく半ば諦めていました。