新橋 汐留の内科 ラファエルクリニック

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2015年2月28日発売の「Oggi」4月号に当院が紹介されました。

「In Red 3月号」に記事が掲載されました。

「日経woman 12月号」に記事が掲載されました。

「GOLD」の「自分の体を詳しく知ろう」にて「遅延型フードアレルギー検査」に注目など掲載されました。

「日経ヘルス」に「分子栄養学の最新検査と栄養療法が受けられる、全国の医療機
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尿による有毒有機化学物質検査

~発達障害や慢性疾患の主な原因となる環境毒素~

日常生活を送っているだけで、私たちは薬品、殺虫剤、加工食品、家庭用品、環境汚染など、日々数百もの有毒化合物質に曝されています。

化学物質を多く含んだ商品に慣れ親しみ、環境汚染が進むにつれて、癌や心臓病、慢性疲労シンドローム、化学物質過敏症、自閉症スペク卜ラム障害、注意欠陥多動性障害(AD(H)D)、自己免疫疾患、パーキンソン病、アルツハイマーなどの慢性疾患の増加に直面しています。

環境汚染への暴露が多くの慢性疾患と関連しているこの現実に、グレートプレインズ・ラボラトリーはGPL-TOXの検査を開発しました。この検査では、毒性有機暴露プロファイルが、有機リン系殺虫剤、フタル酸エステル、キシレン、塩化ビニル、ピレ卜リン殺虫剤など165の異なる有毒化学物質を評価します。このプロファイルは、チグリルグリシン(TG)というミトコンドリアDNAの変異に起因するミトコンドリア病のマーカーが含まれています。これらの変異は、有毒化学物質への暴露や感染、炎症、栄養欠乏によって起こることがあるのです。

GPL-TOXの利点

  • 1. たった1つの尿検体で、11の汚染物質の検査と165の毒性化合物をスクリーニング
  • 2. 環境汚染物質とミトコンドリア機能の代謝物のマーカーで、毒素に暴露した可能性のある方や
      慢性疾患でお悩みの方に理想的なスクリーニング

GPL-TOX検査で検出できる、家庭でみつかる一般的な毒素

フタル酸エステル フタル酸エステルは、有毒化学物質の中で、もっとも一般的にみられる毒素グループでしょう。
化粧品、洗剤、プラスチック容器をレンジにかけた際の食物中、経口薬、整髪剤、殺虫剤、マニキュア、除光液、香水、塗装膜、印刷インク、ニスなど、多くの日用品にみられるものです。
フタル酸エステルは、生殖障害、抑うつ白血球機能、および癌に関連しています。
フタル酸エステルは、子供の血液凝固、低いテストステロン、また性的な発育の変化を妨げ、特に男性胎児の脳の発達に影響することもわかっています。
キシレン キシレン(ジメチルベンゼン)は溶媒で、塗料、ラッカー、殺虫剤、洗浄流体、燃料や排気ガスなどの一般的な製品にだけではなく、香水、防虫剤からも検出されます。
キシレンは肝臓で酸化され、原中に排泄される前にグリシンに結合します。
高いキシレンの値は、香水や防虫剤によるものの可能性もあります。
キシレンへの長期暴露は酸化ストレスを増加させ、吐き気をもよおしたり、目眩や立ちくらみ、中枢神経系の抑制などの症状を引き起こしたり、最悪の場合死にいたるケースもあります。
職業上の被ばくが、組織処理のためにキシレンを使用する病理検査室などでよく見つかっています。
溶媒 溶媒(Solvents)が含まれている製品は、ペンキ、インク、塗装剤、自動車製品、塗料シンナー、しみ落とし、ドライクリーニング液、添加物、医薬品、マニキュア除光液、マイクロエレクトロニクスなどがあります。
ピレトリン ピレトリンは主に殺虫剤に広く用いられています。
妊娠中のピレトリンへの暴露は、子供が自閉症になる確率を2倍に押し上げます。
ピレトリンは、神経発達に影響を及ぼし、ホルモンを破壊し、癌を誘発し、免疫システムを抑制する可能性があります。
ジクロロ・フェノキシ酢酸(2,4-D) ジクロロ・フェノキシ酢酸は遺伝子組み換え食品の農業生産や除草剤としての使用が一般的です。
この毒素への皮膚や呼吸を介しての暴露は、神経炎、脱力感、吐き気、腹痛、頭痛、めまい、末梢神経障害、昏迷、発作、脳損傷、および反射異常などと関連しています。
ベンゼン ベンゼンは環境内に普及している有機溶媒です。
ベンゼンは、タバコの煙など、燃焼のすべてのソースの副産物であり、合成材料からのガス放出によって放たれ、多数の工業プロセスによって放出される汚染物質です。
ベンゼンは、変異誘発性と発がん性のある非常に毒性の強い化学物質で、高暴露は目眩、吐き気、調整力の欠如、中枢神経系低下を引き起こし、最悪の場合死に至る可能性があります。
ベンゼンはまた、血液の異常も引き起こします。
塩化ビニル 塩化ビニルは産業もしくは塩素化合物の分解によって放出され、大気中や水の中に入り込むことが出来ます。
また、塩化ビニルはポリ塩化ビニルを含む、いくつかの市販化学物質の合成を媒介するもので、これへの暴露は中枢神経系の抑制、吐き気、頭痛、目眩、腎臓損傷、退行性骨変化、血小板減少症、脾臓の肥大を引き起こし、最悪の場合死にいたる可能性もあります。
MTBE&ETBE MTBE&ETBEはオクタン価を向上させるために使用されるガソリン添加剤です。
これらの化合物への暴露は、地下水への汚染、皮膚や呼吸を解してのガソリンへの暴露、蒸気および排気ガスによるものがほとんどです。
MTBEは肝臓、腎臓、中枢神経系毒性、末梢神経毒性、および癌を引き起こすことが、マウス実験により証明されています。
ETBEも化合物の代謝物が同じであるため、同様に毒性があるでしょう。
スチレン スチレンは、建築材料やプラスチックの製造に使用され、自動車の排気ガス中に検出されます。
ポリスチレンとその共重合体は幅広く食品のパッケージ包装材として利用されています。
そのポリスチレン包装からスチレン単量体が食品そのものに浸出する能力があることが報告されています。
大量のスチレンの呼吸による職業上の被ばくは、中枢神経系に悪影響を与え、集中力欠陥、筋力低下、疲労と目眩を引き起こし、目・鼻・喉の粘膜に刺激を与えます。
有機リン酸
エステル(OP)
有機リン酸エステルは、 最も毒性の強い物質グループの一つです。
生物化学兵器にも使われていますが、もっとも一般的に使われているのは農薬製剤です。
コリンエステラーゼ酵素の阻害剤であり、それは神経細胞の過剰刺激へ導き、発汗、唾液分泌、下痢、異常行動、攻撃性増加、うつ病などを引き起こします。
子供が暴露した場合には、広汎性発達障害(PDD)や自閉症スペクトラム障害にかかる可能性が2倍に押し上げられます。
サンフランシスコ・ベイエリアでの研究によると、有機リン酸エステルがあったカリフォルニアの農地に住んでいた母親から生まれた子供は、ない土地に住む母親の子供と比べて6倍も自閉症にかかる可能性が高いことが見出されています。
自閉症スペクトラム障害のリスクは、有機塩素化合物の比重によって増加し、その土地から離れれば離れるほど減少します。
母体の有機溶媒暴露は、自然流産、子宮内発育遅延、神経管欠損などの先天性奇形など、様々な有害な妊娠結果と関連しています。

GPL-TOXで検査する汚染物質の代謝物

2-メチル馬尿酸
(2MHA)
3-メチル馬尿酸
(3MHA)
2MHAと3MHAはキシレン、塗料内の溶媒、漆、洗浄剤、農薬、ガソリンなどの代謝物です。
キシレンへの暴露は、メチル馬尿酸の異性体を生成します。
これらへの暴露は極力避けてください。
N-アセチル
フェニルシステイン
N-アセチルフェニルシステイン(NAP)はベンゼンの代謝物です。
ベンゼンは環境のいたるところにある溶媒で、タバコの煙やガソリンなどに検出され、自動車の排気ガスを含む、全ての燃焼における副産物です。
治療にはまず暴露源を取り除くことが必要です。
フェニルグリオキシル酸(PGO) 環境スチレンへの暴露はフェニルグリオキシル酸やマンデル酸をわずかに上昇させます。
発泡スチロールやプラスチック容器での料理、再加熱(レンジなど)、飲食を避けることで、暴露を軽減してください。
スチレンは、グルタチオンとN-アセチルシステイン(NAC)のサプリメントを摂ることとで除去を促進させます。
2-ヒドロキシ酪酸(2HIB) 2-ヒドロキシ酪酸(2HIB)は、分岐鎖アミノ酸分解およびケトン体生成の産物として内因的に形成されています。
この化合物はMTBEやETBEのように、ガソリンオクタンのエンハンサーの主要な代謝物でもあります。
上昇値は環境暴露を示唆し、高い値を持つ患者からは遺伝性疾患が報告されています。
モノフタル酸(MEP) フタル酸ジエチルのモノフタル酸(MEP)は、尿中に最も豊富に見られるフタル酸代謝物です。フタル酸ジエチルはプラスチック製品に使用されています。
上昇値は様々なソースへの暴露が考えられます。
サウナを利用することで、フタル酸エステルの除去を促進できる可能性があります。
リン酸ジメチル
(DMP)
亜リン酸ジエチル
(DEP)
DMPとDEPは有機リン系殺虫剤の主な代謝物です。
オーガニック食材を食べたり、農薬を庭等で使用したりしないことで暴露を軽減してください。
農地の近くやゴルフコース、農薬を使用する地域への居住は暴露を増加させます。
サウナを利用することで、有機リン系殺虫剤の除去を促進できる可能性があります。
3フェノキシ安息香酸(3PBA) 3フェノキシ安息香酸(3PBA)は、ピレスロイド系殺虫剤の代謝物です。
サウナを利用することで除去を促進できる可能性があります。
チオジグリコール酸(TDG) チオジグリコール酸(TDG)は塩化ビニルの主な代謝物で、ペットボトルのポリ塩化ビニルを含む重要な商業化合物への暴露を示唆しています。
TDGの値の上昇は、生たまねぎの大量摂取後やビタミンB12の摂取後などに、硫黄アミノ酸代謝の刺激により上昇することもあります。
2、4-ジクロロフェノキシ酢酸 2、4-ジクロロフェノキシ酢酸は、枯葉剤として戦争で利用され、最近では遺伝子組み換えの農業生産や草刈の除草剤として一般的に利用されています。
オーガニック食材をとり、庭での農薬利用を避けることで暴露を減らしてください。
チグリルグリシン(TG) チグリルグリシン(TG)は、ミトコンドリアDNAの突然変異に起因するミトコンドリア機能障害の最も特異的なマーカーです。
ミトコンドリアDNAの突然変異は、有毒化学物質への暴露、感染症、炎症および栄養欠乏に起因する可能性があります。
TGは、NAD+、フラビンコエンザイム、コエンザイムQ10などの補因子のミトコンドリア欠乏で値が上昇します。
ミトコンドリア機能障害に関連する障害は、自閉症、パーキンソンおよび癌が含まれます。

有毒有機化学物質検査

私たちは普段から薬品や殺虫剤、多くの加工食品、家庭用品、環境汚染等といった数百もの有毒化合物質に曝されています。
これらの有毒化学物質との接触が、多くの慢性疾患と関連していることがわかっております。

これら有毒化学物質が原因の1つとなり、癌や心臓病、慢性疲労シンドローム、化学物質過敏症、自閉症スペク卜ラム障害、注意欠陥多動性障害、自己免疫疾患、パーキンソン病、アルツハイマー等の慢性疾患の増加に直面しているのです。

ラファエルクリニックがお勧めする「有毒有機化学物質検査」では、簡単な尿検査により有機リン系殺虫剤やフタル酸エステル、キシレン、塩化ビニル、ピレ卜リン殺虫剤など165の異なる有毒化学物質を評価することができます。

以下のような症状の方に有毒有機化学物質検査をお勧めします。

  •  高脂血症
  •  低血糖症
  •  不整脈
  •  エネルギー不足
  •  慢性疲労症候群
  •  IBS(過敏性腸症候群)
  •  便秘
  •  動脈硬化
  •  糖尿病
  •  甲状腺機能低下症
  •  老化
  •  子宮内膜症
  •   LGS(腸管壁浸漏症候群)
  •  多発性硬化症
  •  メタボリックシンドローム
  •  高血圧
  •  手足の冷え
  •  糖化
  •  結合組織炎
  •  下痢
  •  感染症の再発 など

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